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受験という一大事は、こう考えればいい

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「子供が自分の願いを叶えるために実は一番必要なもの」(受験編)

「子供が自分の願いを叶えるために実は一番必要なもの」(受験編)

2024/03/24

お疲れ様でした!!!

 ようやく、一通り受験シーズンが終わり、無事志望校に合格したお子さんも

希望が叶わなかったお子さんも、次に進む準備段階で忙しいのではないでしょうか?

 

 親御さま、受験生だったお子様、ピリピリしていた雰囲気を感じ気を遣ったご家族、学校や塾の先生皆さま本当にお疲れ様でした。

 

 さて、今日お話しする内容ですが、着地点は子供たちが自分が希望した進路(将来)に進むための再現性のある親のサポート方法です。ですが、ちょっと変わった視点からお伝えしたいと思います。

 

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テーマ 「志望校合格のために実は一番必要なもの」

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 最近は過剰な「お受験」や、小さな頃から塾に通うのは脳を萎縮させるなど問題視されてきています。茂木健一郎さんも、小学生からの塾通いはアホだと仰ってました笑。子供4人全員を東大理3に合格させた佐藤ママも話題になっていますが、皆さんはどう感じられますか?

 私自身、母親の意向で3歳の時にはバイオリンや右脳教育、まだ当時世に出たばかりの公文に連れて行かれた記憶がありますが、それらはさほど学歴やキャリアには繋がっていません。また、私自身は何か志望校や目的を持って勉強してきたということもありませんでした。ただし人生における意味はあったようです。

 

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      私には2人の子供がいます

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 私は2人の子供たちに対して、特別なことはしてきませんでした。「自由に育てたい」などの教育方針があった訳ではなく、自分が仕事や交友関係で手一杯だったことと、基本的に自分を優先させていたのです。普通に出張で家を空け、その間は義母がご飯を作ってくれたりしましたが家にいる時は、普通に家事をします。
 中学や高校の時には子供たちが自分で希望した塾には通わせましたし、それなりに送り迎えもしましたが、親としての意向はなく下の子に至っては、どの大学を受けたのかも合格するまで知らなかったくらいです。

 青森県という地方だったこともあり、進学に関しては身近に刺激を受ける人も環境も無かったことも幸いし、下の子は毎日友人と外で遊んだりゲームをしていました。

 

 具体的な詳しい内容も参考になると思いますので、改めて別の投稿にまとめますが、後から知ったのは、2人とも自主的に「やる!」と決めてからのスパークがすごかったということで、それまでは上の子は学年ビリ、下の子も、大学受験できるかどうか?な成績にまで陥った時期があるということで、コンスタントに勉強ができたのではありません。しかし、上の子は「死ぬ気で勉強しても死なない」を知ったという時期や、スタバに居た先生に交渉してテストの再チャレンジをさせてもらうなどのバイタリティーでアメリカのバークレー大学に進学し、下の子は、3年生の夏休み明け以降(それまでは全くやる気なし)高校に早朝行き、東大を目指す友人をペースメーカーに起死回生し千葉大学に合格しました。面白いのは下の子は、共通一次の前の日、受験前日も大きなテレビ画面に向かい通信ゲームをしていましたが、それも平常心に必要だったのかなと解釈しています。 

 

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 合格も不合格もご縁だけど受験はいい経験になる

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 だから、その子の人生において「受験」がどう在るべきかは「ご縁」というか成るようになるのだろうなというのが私の個人的な答えです。

 親の意向は無意味で、縁があればたまたま意向通りになるかも知れませんし、そうでなくても本人にとって必要な道筋に向かっただけ。

 

 私は、ある時期に合格のために勉強を頑張るという経験自体は悪いものではないなと思っています。悩んだり、工夫したり、やる気が出たり、時間管理をしてみたり、様々な体験が凝縮されているからです。それは、私自身が自分の子供を通じて感じたものでもあります。

 だから、子供たちが「受験」を自分の一生の中のわずかな期間だと俯瞰した上で、親がどうサポートすればいいか?を今回はお伝えしようと思います。

 

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   無意識にこどもの世界を囲い込んでいる

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 今は中高生にでもなれば当たり前に携帯を持っているので、日常周辺外の世界と繋がっていて、問題や悩みがあれば検索すれば多様な立場、背景の考え方や意見に触れることができますが携帯は疎か、つい30年前インターネットが無かった時代には自分の環境こそが自分の全ての世界や価値観でした。

 

 それはある意味逃げ場がなかった時代とも言えます。

 

 親が「東大に進学できない子どもは生きている価値がない」という価値観を持っていれば、それが子供にとってもデフォルトにならざるを得ない。「東大に入ること」が生まれてきた意味となってしまいます。
 「生きている価値がない」という言い方はしなくても、日々の家庭内のコミュニケーションで子供は「東大に進学できない子どもは生きている価値がない」と感じるのです。

 例えば「おじいちゃんは東大だった。そういう血を受け継いでいる」とか、「〇〇君は大した大学ではないけれど立派だ」(実はこれも)などという会話が「何が正しいか」や「どうすれば親が喜ぶか」という価値観を醸成してしまっているのです。

 家系や親の職業などは、子供にとって純粋に誇りであり憧れや目標になったりします。

 

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   無意識にこどもを追い込むことも

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 やもすれば、少し前まではたまに耳にしたものですが、「〇〇病院の長男が医大不合格で自死した」という風の噂。子供にとっては、親の後を継ぐことが人生の目的となっていて、1つの通過点である受験がその時の自分の世界の全てになってしまっているのです。
 他にも、ある宗教の敬虔な信者である親御さんが子供にその宗教の教義通りに、進路を準備したところ、子どもはそれを拒否し多分話し合いもしたのでしょうが、結果そのお子さんは自死してしまいました。

 

 大袈裟だと思われる方も多いでしょうけれど、ここまでには至らずとも子供たちは自分を自分の心で生きられていないケースが殆どで、これは子供と限らず大人もそうです。
 

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   1つ目は居場所、逃げ場があること

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 対戦ゲームでもいいし、

 親が管理せず親の目の行き届かない居場所を持つことはとても重要です。

最近の子供は、いつも親の監視の元、何かをしたりどこかへ行ったりしています。

誘拐などの不安もあるご時世ですが、家出できる子はある意味いいと思っています。

家出したら、次の新境地で新しい場所を構築しないとならないことが前提だからです。だから、中学生であれば、バス電車を乗り継いでエリアを出てみたり、高旺盛であれば一人でどこかへ旅行すると言うのはいいと思います。
 日常で考えると、日常とは全く別の趣味や、興味のあることのコミュニティーに居場所を作ることがとての重要です。

 これは自己肯定感が下がるようなことが起きた時に「凹みの外で自己肯定する」と言うことでもありますが、詳しくは次回解説します。

 

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    事勿れ、の家庭の子は打たれ弱い

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 面白いのですが、家庭円満だと婚期が遅れるといいます。居心地がいい場所からわざわざ荒波の他人との生活に向かいたいと思うほど一緒にいたい愛する相手はなかなか居ないようです。
 家庭環境と限りませんが自分を内観できる苦労してきた人ほど、ちゃんと家を出ます。

 それとはちょっと違うのですが、夫婦が家庭内を取り繕って円満に保とうとすると、子供は打たれ弱くなります。
 いつも不機嫌な顔でいた方がいいと言う意味ではなく、「事勿れ」は不自然なのです。夫婦がたまにものすごい喧嘩をしたとしても本音でぶつかり合えている家庭のお子さんは心の振れ幅が広くなり、自主的に目標を成し遂げる力を持つことができます。

 

 

すべてはカッコいいかどうか?ただそれだけ by 山田 貢司

 


 

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