脳の仕組みから子育てを考える。
2024/11/14
「ゲームかYouTubeばかり見ていて宿題をせずに、朝は起きられない」
よく相談を受ける小学生高学年から中学生の親御さんの悩みです。
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ゲームに制限を設けなかった理由
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我が家では、息子は例に漏れず小学生の頃からゲームに夢中で、私が出張から家に戻ると居間に居る5〜6人の息子の同級生がいっせいに振り向き「こんばんは〜」と挨拶されることも少なくなかったのですが、中学生を過ぎ、高校生になるとゲームがネット対戦型となり、ゲームをする場所は居間ではなく息子の部屋になりました。そして部屋から叫び声や話し声がするのでした。
一度、大人の男性の声がして、ゲームをしながら何やら世間話をしているので驚き、「知り合いなの?」後から聞くと、「知らないけどゲームでよく会う人。面白い」と話していました。
とにかく、誕生日プレゼントではゲーム機をリクエストされましたし、こんな風にゲーム浸りだったことは確かで、朝までゲームして起きられないなんてことも多々ありました。
ですが、私は小学生の頃から一度も、「もうやめなさい」と言ったことはなく、本人が飽きるか疲れて止めるまでやれば良いと考えていました。
その理由は、3つあります。
1つは、夫が多少「もうやめろ〜」など声をかけていたので、その意図は汲んでいるだろうと思ったから。
2つ目は、飽きるか、行き着くところまでやれば自分で納得するだろうと思ったから。
それに伴う寝坊による遅刻や成績悪化は自分で困るまで口出ししない。体験させる事に意味があるので。
3つ目は、脳の仕組みを知っていたので、最低限の健康害を防げると踏んでいた。
です。
とにかく、子供に対して心配はしませんでした。
子供を信じている、というよりも心身の健康以外に心配する必要はないと思うからです。
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脳の仕組みを知っていると大丈夫なこと
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ところで、この「脳の仕組み」。これさえ知っていれば「飽きるまでって、そんな習慣をつけていたら、大きくなってから困るし生活のリズムが崩れるのではないでしょうか?」
と言うお母さまも納得されるのではないでしょうか。
それは、
「どんなに夜更かししても、一度朝5時〜6時に起こして、布団から出て太陽の光を浴びて、トイレに行き水を飲み......二度寝させる」
です。
私たちの体には体内時計があります。
体内時計は24時間30分を周期としているのですが、
私たちの体は朝、太陽光=オレンジ入りの周波数(電磁波)を浴びると、メラトニンやセロトニンというホルモンが出て大体17時間後に眠くなるようにできています。
例えば朝5時に陽の光を浴びれば、ホルモンの反応でその日の夜22時に眠くなります。
睡眠の脳波は、眠りに落ちると最初に深くなり、90分周期くらいで浅くなったり深くなったりを3回ほど繰り返すのですが、最後に浅くなって覚めてくると副交感神経から交感神経に変わるります。そこで必ず布団から出てトイレに行き、水を飲んでください。
これで交感神経スイッチが入り、体は正常な活動を開始します。
これが大切です。
この後なら二度寝してもいいです。
良くないのは、目が覚めてから、あと5分...と布団の中でウトウトしていると、体の交感神経と副交感神経が混乱してしまい自律神経失調になります。
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自分で体験したことだけが糧になる
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夜更かしや徹夜でのゲームは、その子の体験を通じた体感になります。
私の息子の場合は、中学生や日常でそれを飽きるほど体験していたので、いざ大学受験の時には自分で程よいゲームによる気分転換ができていました。
特に一度犯した失敗は、次に生かせる経験値となるのです。
宿題も、やらないと成績が下がる、や先生に怒られる、というのは一般的な価値基準ですので、これは子供本人にとって「心地悪いこと」ではありますが、困ることでは無いのです。成績が下がってお小遣いが減る、とか二次被害があると困ることになるわけですが、罰やご褒美を与えるというこの方法はお勧めしません。
まだまだ将来の夢や、本気で考えていることもないうちから、一般的判断基準や価値基準を子供に刷り込む必要はなく、もし伝えるなら
「宿題をしないとどうなると思う?」➡︎子供の答え➡︎そうなったらどう?困らない?嫌じゃない?➡︎本人に決めさせる
子供本人が決めたことをさせて、それに自分で責任を持たせることの方がためになります。
1、ゲームやYouTubeをやめない、夜更かしをする、寝坊する
好きなだけやる経験をさせる。問題なければ飽きるまでやればいいし、問題が起きたら本人に考えさせる。
朝は一度起きて陽の光を浴びる事で体内時計が狂わずに済む。トイレへ行って、水を飲んでから二度寝。
2、宿題をやらない
やる理由や、困りごとを自分で気づかせる。
さて、これらは「本人が自分で感じて自分で考える」ということが基本にある子育てなのですが、子供さんが適切な判断をする判断機能、判断能力。これが偏っているというケースがあります。
これは食事習慣によって、というものもありますし、現在の子供を取り巻く環境により機能低下や偏りが生まれています。
同じことをしても、この機能低下や偏りによりうまくいかなかったり、なかなか理解できなかったりする場合は、「目の使い方」でその偏りをチェックし、視覚をトレーニングすることで、判断能力、思考バランスという土台を作ることができます。
zoomでは教育や子育ての悩み相談はじめ、家庭でできるトレーニング方法など「本来子子どもたちに備わっている能力を目醒めさせる」情報とサポートをしています。
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